SOLIDYARDブログ

3Dプリンタやお手軽な無料3D-CAD関連のブログです。

カテゴリ: 3Dプリンタ全般

■米国ProtoPasta社の導電性フィラメント(ConductivePLA)が再入荷しました。是非ご検討下さい。 
導電性フィラメントは例えば、静電気を逃がしたりするための製品カバーの試作や微弱な電流で動作する回路(例えばLEDの点滅回路)なんかも製作することが出来ます。製品に興味がある方はこちらへどうぞ。 

3Dプリンタは、ちょっとした物(部品)であれば、簡単に作ることが出来ます。ただ、写真や文字/イラストなどの2次元のデーターがそのまま印刷すると3次元で立体造形されるわけではないので勘違いしないでくださいネ。(^^;  

 実際にそのような質問をされた人もいらしたので・・・。無理もないですよね。夢の機械なんて言えばそう思われても仕方ありません。
つまるところ、3Dプリンタは3Dデーターの中でもCADで作成されたデーター、その中でもSTL形式のデーターだけをG-codeというデーターに変換して立体にして出力する機械です。

流れとしては 1)CADで出力したいデータ(形状)作る
         2)作ったデータをSTL形式で出力します。
         3)STLデータをプリンタ制御ソフトウェア(Repetier-HOST、Cura)などでG-codeへ変換する。
         4)プリンタ制御ソフトウェア経由で出力、もしくはプリンタから直接G-codeから造形物を出力する。 

 つまりSTLデーターってものを自分で作るか、Thingverseなどのデーターダウンロード・サイトで誰かにもらうか、自分でCADで設計しないと何も出来ません。でも最近は3Dソフトもものすごく良いものが出来て、しかも無料で使うことが出来るものがあります。

実際、米国の無料の3DCADサイト(TinkerCAD)は初めての方でも簡単に使えます。

下は、Tinker-cadで作成した、観賞魚用の水中ポンプのフィlルターの網です。
無くしてしまったプスチック部品を実物から取り付け寸法を測って製作してみました。

 1)CADで出力したいデータ(形状)作る
tinker-cad001
このソフトはユーザー登録すれば、無償で使用出来ます。

2)作ったデータをSTL形式で出力します。
Tinker-cadの場合は直接STL形式で保存が出来ます。
tinker-cad002

3)STLデータをプリンタ制御ソフトウェア(Repetier-HOST、Cura)などでG-codeへ変換する。

今回はCuraというプリンタ制御ソフトウェアで出力しました。

cura001

Curaというプリンタ制御ソフトウェアはウルチメーカー:Utimakerという会社のプリンタであれば
そのままG-codeをSDカードにコピーすれば、プリンタにSDカードのデータを読み込ませるだけ
で造形出力が可能です。

実際に、出力したものが下図のものです。
名称未設定-3

早速、水中ポンプに取り付けてみました。
IMG_1858

ゆくゆくはこれらのソフトウェアの使い方も解説しますので楽しみにしてくださいね。

 STL形式のデーターにすれば、3Dプリンタは原理的には個人宅にあるプリンタと同じようにインクの代わりにABSやPLA(生分解性プラスチック)などの樹脂を小さなノズル(直径約0.35mm~0.4mm)から溶かしながら少しづつ積み重なって立体物を出力することが出来ます。

 積み重ねていく厚さは約100ミクロン~300ミクロン。つまり0.1~0.3mmづつプラスチック樹脂層を積み重ねて出力し、最終的に立体物が成形されます。当然0.1mmの方がピッチが細かい分、仕上がりもきれいですが、時間も0.3mmの出力と単純に比較すると0.3mmピッチ1層分を出力するのに01.mmピッチの設定だと3倍かかります。

 それでもプラスチック樹脂が自宅で成形できるってすごいと思いませんか? プラスチックの樹脂成形なんて、ちょっと前までは原型をおこしてメス型を作って、ウレタンやポリエステル樹脂を流し込んで作るしかなく、手間も時間もかかりました。しかも受け入れがたい有機溶剤の凄い臭気で自宅で手軽にとはいきませんでした。

 それが、3Dプリンタがあればデーターさえ作ればいとも簡単に手を汚すことなく、また樹脂独特の悪臭に悩まされることなく、ABSやPLA樹脂で成形できるんです。私の妻は模型の塗料に敏感で有機溶剤系の樹脂を使うものなら、すぐに苦情が来ます。(^^; しかし3DプリンタではABSもPLAも動作中は溶解しながら加工されるので少し樹脂が薫りますがいずれも苦情はありませんでした。

 3Dプリンタは簡単に言えば、自宅でプラモデルが作れるような機械です。でもそれ以外にもアクセサリー:ブローチ、リング、アンクレット/ブレスレット、ヘアピン、果てはボタン、靴やサンダルなどもデザインして実際に手に取ってみることが出来ます。

 つまり3Dプリンタって、実は男性のみならず、女性にも向いている機械とも言えます。ニューヨークに住んでいる友人の話では、米国では女性にも大人気でユーザーがかなり増えているそうです。

良く考えてみれば、ドールハウスとか、室内インテリアになるような装飾品やオブジェを趣味としている女性の方にも最適なツールと言えます。今までの3Dって画面の中で仮想的に3次元を表現してましたけど、3Dプリンタがあれば実際に手に取って見ることが出来るようになったのです。個人であれば、出力したものを実用品として使用することも条件付で可能です。(条件付きとは実用強度などが満たせばということです。)もっとも、はじめて3Dプリンタを手にした人は誰もがiPhoneやiPodTouchや携帯電話のケースを作るというのは良く聞く話です。


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